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ムダ毛って無駄なの?体毛について話そう|BODY POSITIVE

肌の露出が増える夏

夏ってわくわくしませんか〜〜?夏祭りとか海とかBBQとか他にも色々イベントがあって、夏だからこそ楽しめるファッションもあって…。

夏のファッションは、肌の露出がぐんと増える人が多いんじゃないのかな。体毛を剃ったり、普段から脱毛に通ったりしている人は少なくないはず。私も脱毛に通っているし、体毛もときどき剃る。

これまで私は、体毛は汚いからを剃るべきだとわりかし本気で思っていた。

でも、いくつかのきっかけで、実はそんなことないのかも、と思うように気持ちが変わったからそのお話をしてみようかな。

「なんで剃らないの?」

私が体毛を剃るようになったのは中学校の1年生のとき。体育の授業の水泳のときにクラスメイトに、「何で毛を剃らないの?」と指摘されたことがきっかけだった。

その時私は初めて「女性は体毛を剃らなければならない」ことを知り、家に帰って母にカミソリの使い方を教えてもらったのを覚えている。

一度剃り始めると、コンスタントに剃るようになって、それからは体毛が生えていない状態が当たり前になった。

体毛をなくし続けることによって、体毛を残すことは「女性として怠けている」という感覚が少しずつ内面化していたと、今だからそう感じる。

それと同時に「体毛がある体は綺麗じゃない」という考え方も自分の中に常識として根付くようになったのかも。

 

ムダ毛って無駄じゃないのかも

私が大学2年生のとき、体毛をなくすのは当たり前だという私の中にあった常識が変わるきっかけがあった。

大手刃物メーカーの貝印が出した「#剃るに自由を」という広告だ。

脇毛を生えたままにしている女性が堂々としていて、その横に「ムダかどうかは、自分で決める」というキャッチコピーが書かれているその広告に私はすごく惹かれた。

その広告は私にとってすごく新しく、興味深かっただけでなく、カミソリを製造・販売しているメーカーがその広告を出していることに驚き、実際に広告の制作に携わった貝印の方にお話を聞きに行った。

貝印 #剃るに自由を

その広告にはさまざまなリアクションが寄せられ(ネガティブなものもポジティブなものも)、炎上も含めてかなり話題になったらしい。

広告が提示した価値観に賛成か反対かはとりあえずおいといて、この広告によって「剃るか剃らないかは個人の自由だ」という考え方が、多くの人に知られるきっかけを与えたことに、私は大きな意味があると思う。

私はその広告を見て、「体毛って別にあってもなくてもどっちでもいいのかも」と思うようになった。

そう思えた人はきっと私だけじゃないはず。だから、この広告に出会えた私はラッキーだった。

 

初めて体毛が美しいと思った瞬間

そんな感じで私の考え方に変化があったものの、やっぱり体毛は無くしたくなる時の方が多いし、あってもいいし汚くないのは共感できるけど、体毛が綺麗だとはなかなか思えない。そんな時に見つけたのがUNMIXという化粧品ブランドの広告か商品紹介か何かのポスターでした。

UNMIX 「自分を感じたい、全ての女性たちへ」

「混じり気のない」という意味を持つUNMIXは、メイクアップアーティストの吉川康雄さんが手がけたブランドで、ブランドコンセプトがすごく素敵だった。

とにかく、モデルの方々がすごく美しく、それだけじゃなくて「あるべきではない」とされてきた体毛までも美しい魅力にみせている彼の作品に衝撃を受け、私の体毛に対する価値観に大きく影響を及ぼした。

 

自分に合ったレベルのアクションを

ただ、「体毛は生えててもいいのかも」と思えても実際に体毛を残したまま肌を露出するのに、まだ抵抗がある。

でも、せっかくその考え方が素敵だと自分が思えて、気に入っているなら自分自身にもそれを移したい。

「体毛はあってもいい」と思えるのに、私は脱毛に行ったり、毛を剃ったりしていて、自分の中で考え方と行動が矛盾しているみたいで色々考えてしまうこともあった。

そこで私なりに考えてみて、私がそれなりに納得できる考え方が何となく見つかった。

それは、気持ちや考え方、行動はそれぞれのステップがグラデーションみたいにあるから、私は自分のしたいようにするのがいいということです。

例えば、この人に会うときは体毛を剃るけど、あの人に会うときは残しておこうかな、とか、この服を着るときは残して、あの服は剃ってから着よう、というようにメイクやヘアスタイル、ファッションみたいに変えるのが楽しくて、私は納得できた。

「体毛はあっちゃだめなんだ」と思い込むよりも「あってもなくてもどっちでもいいかも」ぐらいの方が心がヘルシーだと感じる。

体毛を剃るのも剃らないのも私の自由だということを私は知っていて、その上で自分が選択しているという感覚が私にとっては大事なんだと思う。

ヒナの他の頭の中を覗いてみる

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