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人の手が入っていない山、おおかやば山菜園へ|新潟|DAY3

新潟三日目は私が滞在させていただいているゲストハウス山楽のオーナー、しんさんもお手伝いされているおおかやば山菜園へ行きました。おおかやば山菜園では、山菜を採ったり外の釜戸でお昼ご飯を作ったりなど、自然にどっぷり浸かってきました。山菜園に向かう道中の景色も美しくて癒し癒し癒しです。

 

手付かずの山へ

田圃道からの山道を歩いていくとおおかやば山菜園の看板が見えます。さあ、これから山菜園のお二人と整備されていない山に入っていきます。道もなく、草木が伸びっぱなしになっている山はマムシも毛虫もいるらしく、肌が見えないように首にタオルを巻いて長袖を羽織ります。今日採るのはふきです。ふきは砂糖と醤油で煮詰めてご飯のお供にするのがおすすめだとお二人がお話してくれました。ふきは煮詰めると他の山菜よりもかなり日持ちするらしく、数ヶ月は保つみたい。

おおかやば山菜園公式サイト

母に連れられて幼い頃から山登りやハイキングはしていましたが、こんなにも道が一切ない山を見るのは初めてです。慣れた足つきでぐんぐん進んでいくお二人に、私たちはついて行くのに必死です。毛虫がたくさんいて嫌だなあって思っていましたが、見慣れるとあんまり気にならなくなりました。

 

気持ちいい風を浴びながら釜戸で料理

外で料理をすることがあっても、釜戸で料理するのは初めてで、わくわくします。山菜を醤油と砂糖で煮詰めます。カレーも作りました。14人分の料理をするのは阿波のシェアハウス以来です。釜戸は火加減が難しそうですが、地元の人たちは慣れた手つきで薪をくべます。山菜もカレーも炊き立てのお米もすごく美味しくて心が豊かになります。

 

山の中でサウナ!

食事が終わるとテントサウナを組み立てます。テントサウナはその名の通りサウナをするためのテントで、窓がついていたり煙突を通す穴があいています。薪ストーブみたいなのをテントの中に入れて煙突を立てます。薪をくべてストーブの温度を上げ、ストーブの上にロウリュ用の大きな石を詰みます。川で汲んだお水を入れたバケツと後で追加する薪、そして椅子を並べたら山の中のテントサウナが完成。

 

私は入る予定じゃなかったのですが、準備しながら温度が上がるテントで過ごすうちに、流れてくる汗やロウリュが気持ちよくてついつい気付けばどっぷりサウナと外気浴を繰り返していました。夜ご飯は昨日も今日も外で炭で魚やお肉、野菜を焼いて食べました。いろんな人がお料理をしてくれて、美味しいビールを飲みながらたくさんおしゃべりしました。新潟ブログの中で何度も書きましたが、本当に空気が澄んで風が気持ちよくて星が綺麗で素敵な人たちに囲まれて新鮮な食事をいただいて、この状況よりも贅沢で豊かなことってあるのかな〜〜って思ってしまいます。

 

自然のハッピーは私のハッピー

今日一日を自然の中で過ごして、改めて私たち人間も本来は地球の一部なんだと感じました。他の動物みたいに自然の一部である植物を採って、木を山からほんの少しだけ切って薪にして料理やサウナに使う。言葉にするのが難しいけど、自然の一部を頂いて生きる、そんな感覚です。規模が大きな話になりますが、人間と自然について考えるとき、「人間vs自然」「自然は人間によって破壊されている」というような人間と自然を二項対立の課題として捉え、解決しようと「自然のために何かアクションを起こさなければならない」と考えたり発信したりしている人はきっと少なくありません。「環境問題は待ってくれないから急ぐ必要がある」という考え方も大切かもしれません。

でも、本来人間も自然の一部だからこそ、自然が喜ぶことはきっと私たち人間も喜ぶことなのかなって思っていて、その感覚で主体的に選択をするのが私のマインドに合っていると感じます。「環境問題にアクションを」と考えると疲れてしまう人も、「自然のハッピーは私のハッピー」みたいな感覚で考えてみると日々の生活に少しだけ変化があるかもしれません。例えば、ごみを減す努力をしてみよう、とか、自然に無害な洗剤で洗濯をしよう、とか。

自然も私のマインドも持続可能であれるようにいたいなあ〜と感じます。

 

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